認知症・行方不明者1万人の衝撃
図書館でたまたまこの本を読んだ。
後半はほんとにマジ衝撃。
タイトル通りだけど、2012年の1年間で認知症(またその疑い)があり)、徘徊などで行方不明になった人は1万人。
元々、自分の親も高齢だし自分自身も近い将来に認知症になるんじゃ、と今の自分を見てると思ってて。つまり他人事ではないと思って(誰にとってもそうだと思う)
遅れた認知症対策、欧米との違いは“住み慣れた環境でのケア” 新プランで実現急ぐ | ニュースフィア
日本の認知症患者は予備軍も含めると800万人、高齢者の4人に1人
日本の65歳以上の人口は総人口の25%で、認知症患者は2025年には700万人に増えるとのこと
実際介護している人へ、徘徊への対策も書かれていた。
育児も介護もそうだけど、この情報がほしい人ほど活字びっしりの本をゆっくり読んでられる時間とか精神的余裕がない。もっと簡単にイラストとか図解で伝わりやすくすればいいのに、とか切実に思う。
テレビは映像ですごくわかりやすいけど、見れなかったら意味ないから映像でなくてもwebサイトでいつでも見れるといいなぁと。
このニュースは当時結構話題になって覚えてて。
(すみません、以下調べながら書いたりしてるので間違っている部分もあるかと思います;;;)
原因は
- 警察が身元不明者の情報管理をしてて、県をまたぐと情報の共有がされづらい・されない
- 情報の照合が手作業(今の時代にこれはひどすぎる…)
- 登録できる情報が限られてる。写真や細かい情報が登録できない
- これらの情報には、捜してる家族ら一般人は閲覧できない
ためなのかなぁ、と。
日本は個人情報保護などのしがらみがあったり、行方不明者そのもの専門に扱う機関がなかったりする。警察と他の行政機関で共有される仕組みがないとのこと。
韓国では、
警察や政府機関、自治体、福祉施設など関係機関を専用のオンラインで結び、行方不明者に関する情報を共有するシステムを作り上げています。(略)
家族が希望すれば 〜 一般にも公開されます。(略)
顔写真などの画像がデータベース化され(略)
対策が進んでる釧路市では、
寒さが厳しい地域だけに、行方不明になると命に関わる危険性が非常に大きい(略)
認知症の人が行方不明になった場合、〜 手配書として一枚のシートにまとめる。
この手配書を地元タクシー会社・トラック協会・地元のFM局にファックスする。ラジオ局ではファックスが入ると番組を中断して、ほぼ30分おきにその情報を流す。
日中では、市役所職員が捜索隊を組み、市内を探し始める。
韓国はgoogleの画像検索みたいにDB内の顔写真で、骨格とか自動判断して似てるのを抽出してきれくれるそう。日本は手作業…。しかも、システム導入予定はない、とか。。。
作るの、そんなに難しいかなぁ…。
釧路市の取組みには感動した。個人情報保護に縛られていたけど、例外項目に当てはまることを発見して、素早い捜索につなげられるようになった。
人口流入の手として、こんな安心した取組みのある自治体です、て高齢者とその家族にアピールできたらかなり実効性あるんじゃないかと思った。
あとこんなプロダクトやサービスがある、て書いてた。
自治体によっては補助金も出るそうです!
徘徊があるからって、家の中で鍵をかけたり、ベッドに縛り付けたりするのは苦痛だろうと懸命に介護する人の負担が少しでも軽くなるといいなぁと思いました(小並感
お散歩+サポーターで「さんぽーター」ていうボランティアをしようかと思います。自分には何ができるかなぁ、と思ってとりあえずこの記事を書いてみました。
しょいー!