【読書感想】しんさいニート
本の分かなりの厚さと、タイトルのインパクトから手に取った。
タイトルから、初めはニートの人が被災してどうしたかの話かと思ってたら、仕事されてて被災後に様々なストレスから鬱になって仕事辞めざるえなくてニートにという話だった。
後半は仕事や作者の幼少時の家庭環境からのトラウマからの鬱病を回復していく話だった。別の1冊として出版できそうなくらい、とても大切なこと書かれてると思った。
マンガで読みやすい、5ページくらい読んで、夜になんとなく読んでたら後は327ページを一気読みしてしまった。
普段本読まない旦那も一気読みした。
震災を経験した人でないとわからないことがたくさん書かれてた。
でも共感しやすいというか、入り込みやすすぎると思う。これが作者のすごいところだと思う。
カウンセラーの人の話を書き留めたかったのでメモ。
(引用とか一部要約)
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自分がだめなのでなく、その環境に置かれたら鬱になるのは仕方がない…
でも、防衛本能からそうなってしまった原因を探してしまって、自分がだめだからと思ってしまう。
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「批判する / 責める / 文句を言う / ガミガミ言う / 脅す / 罰する / 褒美で釣る」
↑ 毒親やDVなどで使われる…そうされた人間は他の方法を知らなければ他人にもそう接してしまい、連鎖が止まらない
選択理論(外的コントロールと真逆のもの)
「支援する / 傾聴する / 受け入れる / 信頼する / 励ます / 尊敬する / 違いについて交渉する 」
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作者『クソみたいな人間のこんなクオリティの低いものを発表してもいいのかなって…』
カウンセラー『100人にひとりが作品をいいと言ってくれたら、アートとして成立するんです』
( 1億3千万人 ÷ 100 = 130万人)←日本だとミリオンヒット
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この本を世に出して下さってありがとうございます。
たまたま手に取れて読むことができてよかった。